海の子学園
事業方針・理念
わたしたちは子どもの尊厳を守りつつ、
心身ともに健やかに養育されるよう努めます。
海の子学園では、児童福祉の原点である子どもの最善の利益をふまえ、子どもの権利擁護を見据えて事業を運営します。子どもたちが個性豊かでた
くましくすこやかに育つために、環境を整え基本的な生活習慣を身につけることや、情操を豊かに育み、温かい気持ちのこもった生活づくりを行うこと
で、子どもたち自身が生きる力を身につけ、自立できるように支援します。
また、養育・支援の困難な子どもたちが増えているなかで、職員の資質や専門性、援助技術の向上を図るとともに、子どもたちに負担のかからないよう
に経費の節減を考えて、無理をなくしたスリムな経営を行います。その上で地域とも連携しながら社会の要請に応えられるよう、多様な福祉サービス
を提供し、支援していく福祉を総合的にとらえた事業運営をおこないます。
入退所の経路
各種報告
社会福祉法人海の子学園の
事業運営の透明性を図るため、
収支に関する報告書を公開しております。
沿革
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- 昭和24年4月(1949年)
- 財団法人大阪港湾作業援護協会(現在の大阪港湾福利厚生協会)により、艀(はしけ)労働者の子弟を援護する児童福祉法に基づく養護施設「海の子の家」(現・入舟寮)として小学生を対象に定員30名で発足する。
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- 昭和28年4月(1953年)
- 大阪市が「海の子の家」の隣に「水上学童寮」を建設する。この機会に「海の子の家」を大阪市に寄付し、その管理運営を大阪港湾福利厚生協会が受諾し、定員70名の「水上学童寮海の子の家」と改称する。
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- 昭和30年4月(1955年)
- 天皇陛下より優良養護施設として表彰され、ご下賜金をいただく。
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- 昭和33年10月(1958年)
- 寮舎と食堂の増築に伴い、老朽建物を撤去すると共に施設の整備をおこない、定員を140名に増員する。同時に寮長公舎・事務所・倉庫・浴室等の付帯建物が当時の理事長四宮忠蔵氏より大阪市に寄贈された。
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- 昭和37年10月(1962年)
- 財団法人大阪港湾福利厚生協会が小・中学生を通じ一貫して養護するため「海の子中学寮」(現・池島寮)を設立した。
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- 昭和52年1月(1977年)
- 「水上学童寮海の子の家」を「海の子学園大阪市立水上学童寮」に、「海の子中学寮」を「海の子学園池島寮」と名称変更、港湾労働者の艀(はしけ)の子弟に限らず、広く養護を必要とする児童も入所できる施設に切り替える。
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- 昭和53年4月(1978年)
- 「社会福祉法人海の子学園」認可に伴い、財)大阪港湾福利厚生協会が運営する「海の子学園大阪市立水上学童寮」、「海の子学園池島寮」の両施設の運営を「社会福祉法人海の子学園」に移管継承する。大阪市条例により、「大阪市立水上学童寮」を「大阪市立入舟寮」(定員70名)と改称する。
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- 昭和56年4月(1981年)
- 入舟寮新園舎完成(定員100名)の落成式をおこなう。
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- 平成13年3月(2001年)
- 病後児保育「げんきっこホーム」(大阪市病児病後児保育事業)を開設する。
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- 平成28年4月(2016年)
- 大阪市指定管者理制度終了に伴い「大阪市立入舟寮」は、経営主体を海の子学園に移管し「入舟寮」となる。
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- 平成31年4月(2019年)
- 指定に伴い八幡屋地域に「地域小規模児童養護施設うみつばめ」を開設する(定員6名・入舟寮)
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- 令和2年4月(2020年)
- 指定に伴い三先地域に「地域小規模児童養護施設しおかぜホーム」を開設する(定員6名・池島寮)