入舟寮から養育里親さんのところへお引っ越しし、里親さんや出会ったいろんな人に自分の好きなことを応援してもらい、好きだった魚に携わる仕事に就きたいと、奄美大島の魚の養殖や加工をする会社に就職した彼が、初めての大型連休（有休と休みをくっつけて）に帰阪しました。

実は2日連続で来てくれたのですが、1日目、中学生のスケボー少年が乗ってるスケボーがかなりくたびれてきてることに気付いた彼は、明日も修理しに来てあげると帰っていきました。

2日目大きな荷物を持って来てくれた彼が差し出したのはピカピカのスケボーでした。施設に寄付と言う形で中学生のスケボー少年が使ってくれたらとの思いで、元々スケボーが大得意な彼はメンテナンスもお手の物で新品のスケボーの部品を１から組み立ててくれたそうです。

学校から帰ってきた中学生も嬉しそうに「え？これ使っていいの？」「いいよ」とやり取りしておりマスクの上からでも分かるほどニッコリ☻　さっさと着替えて2人でスケボーに乗って遊びに行きました。

施設を巣立ったこどもが遊びに来てくれて、立派な姿や元気な顔を見せてくれると涙が出るほど嬉しいものです。逆に上手くいかずに悩んでしんどい時に頼ってくれるのも嬉しいものです。人の繋がりが感じられる時に、ここで出会ってくれてありがとうと思います。