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看護師 職員インタビュー
- 長谷さん
- 看護師
げんきっこホーム
- 安心できる場を提供して、
- 少しでも子育ての大変さを
- 和らげたいと思っています
- 「げんきっこホーム」で働き始めた理由はなんですか?
- 看護学校卒業後、小児専門病院で3年間、その後肢体不自由児対象の療育園で8年間勤務した後、げんきっこホームに来て21年が経ちました。 当時、引き続き子どもに関わる仕事がしたかったのですが、施設の種類は限定はしていなくて。平成13年に入舟寮が病後児保育事業を始めるにあたって看護師の募集があり、ご縁がありました。
- 「げんきっこホーム」はどのような施設ですか?
- 大阪市の病児・病後児保育事業として運営している「病後児保育室」です。子どもは病気の治りかけ、でもまだ保育所には通えない、病み上がりの時に利用いただく施設で、保育士・看護師で協力して、病後のお子さんの保育を行っています。対象は生後6カ月から小学校6年生までで、入舟寮の中にあります。 地域の子育て支援の場や、保育所を通じて、保護者に施設の存在をお知らせし、年間約200~300名のお子さんに利用いただいています。
- どのような方が利用されていますか?
- 育児をしながら働く方にとって、大変なのは子どもが病気になった時。特に保育所に通い始めた低年齢の子どもはすぐ病気をもらってきてしまいます。みんなが実家が近くにあるわけでも、頼れるママ友がいるわけでもないですよね。困ったときに気軽に子どもを預けていただけるのが「げんきっこホーム」です。 医師もいる「病児保育」とは違って、治りかけの軽症のお子さんが対象になります。健康観察をしながら、遊べるけれどもまだ登園はできないお子さんですね。お子さんのお世話は基本的に保育士が担当します。看護師である私は、入舟寮も含めた子どもの健康観察をしていますが、状況によっては保育に入ることもあります。 利用者の中には、シングル世帯や非課税世帯の方も少なくありません。特にそういった状況の方にとって「働けない」ということは、生活の不安定さにつながりますから、生活を支えるお仕事だと思っています。 子育てに困難を抱えていたり、近くに頼れる存在がいない保護者とは、送り迎えの時にじっくり話を聞くこともよくあります。抱えている不安を出してもらって、日々の子育ての支えにもつながっていればと思います。
- 仕事のやりがいはなんですか?
- 子どもは病気のときでも、遊びは豊か。子どもたちにとって豊かな保育とは何だろうということをじっくり腰を据えて考えられるのがやりがいです。定員4名の小さな施設だからこそ、1対1で約8時間、しっかり子どもと向き合うことができます。子どもの発達、豊かな遊びを深めていきたい人にとって、とてもやりがいがある職場だと思いますよ。 困った時を支える立場として、おうちのかたと関われ、子育ての大変さや喜びを共有できることもやりがいです。安心できる場を提供して、少しでも子育ての大変さが和らげられたらと思っています。
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