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児童指導員 職員インタビュー
- 山崎さん
- 児童指導員
2年目地域小規模児童養護施設担当
- 子どもの成長がとても嬉しく、
- 私たちの仕事はこれなんだと、
- やりがいをとても感じています
- 児童養護施設で働こうと思った理由はなんですか?
- 子どもと関わる仕事がしたいと教師を目指していて、教職免許を取得しました。児童養護施設で働いている高校の同級生から職場の話を聞くことがあり、就職を考える中で、私にはこちらの方があっているのではないかと興味を持ちました。幅広い年齢の子どもたちと関われるのがいいなと思いました。
- 海の子学園に入った理由はなんですか?
- 実家は九州、大学は中国地方だったのですが、さらに東へと、関西での就職を考えていました。海の子学園は就職情報サイトで知りました。施設説明会で、とても雰囲気が良かったこと、面接でうまくアピールができない私にもとても優しくて、職員同士の関係も良いのではと感じました。
- 施設で働く中での苦労はありますか?
- パニックになった子どもに接するのが初めてで、その様子にとにかく驚きました。泣いたり叫んだり、感情をこんなにもさらけ出すんだなと。小規模施設なので、一人勤務の時もあり、そんな時に癇癪を起こして、ものを投げられたりすると、その子もまわりの子も危ない。全員の安全を守りながら、本人も落ち着かせなければいけません。一人で対応するのは本当に大変です。 先輩に話を聞いてもらい、アドバイスももらい、対応できた経験を積み重ねて、なんとかやっていく自信をつけてきた感じです。
- 仕事の楽しさや、やりがいはなんですか?
- 子どもたちと遊んだり、話をしたり、一緒に穏やかな時間を過ごせている時、楽しいなぁと感じます。クラブ活動などを見学に行ったときに、駆け寄ってきてくれたりする時も、本当にかわいくて、子どもと関係性ができていることを実感できて嬉しいです。 やりがいを感じるのは、子どもの変化を実感できるときです。小学5年生の子で、よく1学年下の子と喧嘩をしてしまう子がいたのですが、少しずつ話をしていく中で、最近はその小学5年生の子がぐっと我慢できるようになってきました。何か気に障ることがあっても、相手に直接ぶつけるのではなく、職員に言って気持ちを落ち着かせることができるようになりました。その成長がとても嬉しく、私たちの仕事はこれなんだと、とってもやりがいを感じました。
- 入舟寮のよさはどんなところですか?
- 子どもの養育方針をしっかりと決めて、職員同士で共有しているので、同じ目線で支援ができることです。研修もたくさんあるので、支援の質が高いと思います。 例えばCOS-Pというアタッチメント理論に基づいた養育者向けの研修を通して、子どもへの寄り添い方や、職員の内省の仕方について学ぶことができ、現場に活かせています。子どもに対してはもちろんですが、職員同士のコミュニケーションにも役立っていると感じています。
- 就職前と後のギャップはありましたか?
- テレビや本の影響で、不良の子が多いイメージを持っていましたが、実際はそんなことはなかったですね。あとは、想像していたよりもっと、家庭での生活と、施設での生活にはたくさんの違いがあって、例えばいろいろなルールがあるとか、お風呂が大きいとか、そういった生活面の差もギャップと言えるかもしれません。
- 学生の方へのアドバイスはありますか?
- 私は事前に現場を見ることなく施設に入ったので、驚くことがたくさんありました。もし児童養護施設で働きたいと思われるのであれば、ぜひ学生のうちにバイトやボランティアで実際に施設に足を運んでみてはいかがでしょうか。私が感じたようなギャップは少なくなるかもしれません。
- これから頑張りたいことはありますか?
- 子どもたちと楽しい時間を共有して、関係性を築くことはできているのですが、子どもたちが落ち込んだり、困った時に、今はまだ「話を聞く」というところまでしかできないことが多いです。解決できるほどの力がまだないので、上へつないでいくしかないんですね。これからは話を聞いて、そして一緒に考え、解決までできるよう、子どもたちと関わっていきたいです。一緒に頑張れる仲間がいるのは嬉しいです!
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