保育士 職員インタビュー

澤田さん
澤田さん
澤田さん
保育士
2年目女子ホーム担当
  • 子どもと一緒に
  • 喜び、悩み、
  • 成長できる仕事です
児童養護施設で働こうと思った理由はなんですか?
大学時代、児童養護施設で3年間、学習ボランティアをしていました。最初はほとんど話をしてくれなかった男の子が、何度も通って一緒に勉強するうちに少しずつ変わっていきました。45分間座って勉強することも難しかった子が勉強を続けられるようになり、やがて将来のことや家族のことまで話してくれるようになったんです。その成長を長い時間をかけて見られたことが、私にとって大きな経験でした。「職員になれば、もっと深いところで子どもと関わり、成長を見ていけるのではないか」と思ったことが、この仕事を目指すきっかけになりました。
仕事でのやりがいや苦労はどんなことですか?
一番のやりがいは、子どもたちと一緒に喜怒哀楽を感じられることです。友達関係や成績のことで落ち込んでいる時に一緒に悩み、考えながら、少しずつ状況が良くなっていく。その変化を子どもと一緒に喜べるのは、この仕事ならではの魅力だと思います。以前、友達関係に悩んでいた小学5年生の女の子と「友達って何だろう?」というテーマの本を一緒に読みました。「いつも一緒にいることだけが友達ではなく、一緒にいて居心地がいいと思える関係も友達だよね」と話す中で、その子自身が少しずつ友達との関係を考えられるようになりました。
一方で、一人で勤務している時に複数の子どもを見なければならず、「ちょっと助けてほしい」と思っても言い出せないこともあります。大変なこともありますが、そうした経験も含めて、自分自身も成長できる仕事だと感じています。
職員になる前と後でギャップはありましたか?
良い意味でのギャップがありました。ボランティアの頃は「仕事だから子どもと関わっているのかな」と思っていた部分もありましたが、実際に職員になってみると、一人ひとりが本気で子どものことを考えていることが分かりました。職員同士で意見がぶつかることがあっても、それは「どうすれば子どものためになるのか」を真剣に考えているからこそ。子どもを中心に、みんなが本気で向き合っている仕事なんだと感じました。だからこそ、職員同士で支え合い、困った時に「助けて」と言える環境が大切だと思っています。
仕事の中で、大切にしていることはありますか?
CSP(子育て支援プログラム)で学んだ「子どもより大きく、強く、優しい存在でいること」を大切にしています。子どもがイライラしている時にこちらまで感情的になると、ますますぶつかってしまいます。だからこそ、子どもが感情的になっている時ほど自分は落ち着いて、大きく受け止められる存在でいたい。いつも完璧にできるわけではありませんが、子どもにとって「安心できる大人」でいられるよう心がけています。
子どもと関わる仕事を考えている学生にアドバイスはありますか?
学生時代に、ぜひいろいろな経験をしてください。裁縫、アニメ、読書、旅行、料理、心理学の勉強、あやとり……。何気なくやってきたことが、子どもとの関わりの中で大きな力になります。「こんなことが役に立つのかな?」と思うような経験でも、子どもが興味を持ってくれたり、会話のきっかけになったりします。勉強だけでなく、アルバイトや趣味、旅行など、たくさんの経験をして自分の「引き出し」を増やしてほしいと思います。
仕事の支えになっていることはありますか?
やっぱり、子どもたちの笑顔や、子どもから返ってくる反応です。思春期でイライラして「もう知らない!」という感じで出かけていった子が、夜になると「トントンして」と言ってきたり、その日にあったことを話してくれたりします。すぐに目に見える結果が出る仕事ではありませんが、子どもが話してくれたり、笑ってくれたり、ちょっと甘えてくれたり。その小さな「反応」が、私にとって大きな支えになっています。

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